WWEのPLE「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(7月1日、英ロンドン)で行われる女子MITBラダーマッチへ向け、〝ザ・マン〟ベッキー・リンチ、イヨ・スカイ(紫雷イオ)らが大乱闘を展開した。

 今回の女子MITBラダー戦にはベッキー、イヨ、ベイリー、トリッシュ・ストラタス、ゾーイ・スターク、ゼリーナ・ベガの6人がエントリー。天井からつるされたブリーフケースをラダー(脚立)を使ってゲットすれば、いつでもどこでも最高峰王座に挑戦できる権利を獲得できる。

 注目の大一番へ、今週のロウ(ジョージア州サバンナ)では出場者6人がリングに上がり「MITBサミット」を開催。まずはベイリーが優勝を宣言した。ベイリーと同じ悪のユニット「ダメージCTRL」のイヨは、天井のブリーフケースを指さしながら「ベイリー、あれを手に入れるのはこの私だ」と日本語で断言。その上で「最高の女性が勝つように」と英語で言ってのけた。

 それをゼリーナが「静かに!」と日本語でさえぎると、他の選手を見下すダメージCTRLを批判。続けて自身のVを宣言したが、ベイリーとイヨが割って入りゼリーナを罵倒した。ここでゾーイとコンビを組むWWE殿堂者で、47歳の〝美魔女〟トリッシュが「私が勝つので、歴史的瞬間に立ち会えることをみんな感謝するのよ」などと言って、遺恨のあるベッキーを挑発した。

女子世界王者のリア・リプリー(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
女子世界王者のリア・リプリー(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 ベッキーはマイクを握って話すと見せかけ、トリッシュに強烈な右フック一発。これが合図となり、6人による大乱闘となった。トリッシュ&ゾーイがベッキーを襲い、イヨとベイリーはゼリーナをボコボコに。さらに2人はベッキーに蹴りを入れたが、ゼリーナがベッキーを救出。イヨはそのゼリーナにドロップキックを見舞うと、エプロンに立ってベイリーの後頭部をトップロープに打ちつけた。

 逸女はそのままロープ2段目に足をかけて、場外に落ちていた4人めがけ、鮮やかなムーンサルトアタックを発射。場外で5人がダウンすると、リングに残ったベッキーがラダーを上ってブリーフケースを手にMITB制覇をアピールした。

 そのベッキーはバックステージで女子世界王者リア・リプリーと対峙。リアから「私にキャッシュイン(挑戦権行使)しようなんて、考えないほうがいい」などと挑発されたが、「私にはタイトルなんて必要ないが、ブリーフケースを奪ってアンタがもがき苦しむ姿を見たい」と、MITB制覇の際にはリアの王座にキャッシュインすると示唆。すでにイヨはアスカのWWE女子王座へキャッシュインを宣言していたが、早くも次の王座取りをめぐる駆け引きが始まっている。