巨人は25日の広島戦(マツダ)に2―3で敗れ、4位に後退した。原辰徳監督(64)は塁上をにぎわせながらもジリ貧だった打線の突破口を、最後の攻撃で3年目・中山礼都内野手(21)のバットにかけた。
打線は8回までに9安打を放ちながら2得点。1点ビハインドの9回は、先頭打者・大城卓が相手5番手の矢崎から右前打で出塁し、無死一塁の場面をつくった。指揮官はすぐさま代走に増田大を送り、打席には「8番・遊撃」で先発出場させていた中山。まずは同点に追いつくべく、送りバントで一死二塁とする采配も想定された中で、原監督が選択したのは強攻策だった。
試合後の指揮官は「中山は非常にバッティングはいい。一番感じがよく映っていた」と説明。この日の中山は前の3打席目まで粘りをみせていた。3回の第1打席は4球目を右前へ運び、その後の打席でもファウルで粘る内容。特に6回の3打席目は二死一、三塁で右飛に倒れたが、2番手・大道に10球を投げさせていた。
しかも、無死一塁で俊足の中山が内野ゴロを打っても併殺とはなりづらい状況。ベンチの狙い通りに中山はこの打席も粘りをみせたが、8球目の直球を振り抜いた鋭い打球は、まさかの二塁手・菊池の真正面…。「4―6―3」のゲッツーとなって万事休した。
「結果的には(併殺)というところですね」(原監督)
中山は「『打て』というサインが出ていたので、甘い球を逃さず、とにかく後につなぐ意識を持って思い切って打ちにいきました。僕は結果を残すしかないので、残せなかったことに関しては反省しています」と話して球場を後にした。
攻守の要の坂本を故障で欠く窮地の巨人。27日からのヤクルト戦で仕切り直す。












