V奪回に向けて投打で明るい光が見えた。ソフトバンクが23日のオリックス戦(ペイペイ)に7―1で快勝。首位攻防戦の第1ラウンドに勝利し、4月21日以来63日ぶりの首位に浮上した。
5連敗中だった天敵・山本由伸(24)に土をつけた。2回までに7安打を集中し、4点を奪った。何より大きかったのが先発した有原航平(30)の快投だ。8回を投げて3安打無四球1失点。持ち味の打たせて取る投球で、しぶとい相手打線を手玉に取った。藤本監督も「本当に丁寧に投げてくれた。投球術を持っているので、そういう投球をしてくれた」と最敬礼だった。
チーム内の存在感も増す一方となっている。今季はエース不在でシーズンがスタート。V奪回が至上命令にもなっている中で、当初の懸念として「ここぞの負けられない試合で、相手エースにぶつけられる柱がいないことはネック」との声がチーム内にはあった。それがここまで3試合とはいえ、DeNA・今永や山本と対峙し、2勝、防御率0・87。いずれもカード初戦に登板し、チームを勝利に導いている。
また、有原自身「僕はゴロが持ち味。自分の中のバロメーター」と話すところ。今宮、牧原大の二遊間に、3年連続ゴールデン・グラブ賞の一塁・中村晃らを擁するリーグ屈指の内野陣との相性もいい。「打たせて取る投手だけに、乗っていけるところもあると思う。エースとして投げてきた経験も豊富だし、実力もある。頼もしく感じる」(チームスタッフ)。
6月に入るまで二軍暮らしが続いた右腕が真価を発揮。宿敵相手の大きな白星となった。












