卓球女子の東京五輪代表・平野美宇(23=木下グループ)は、土壇場でも自身のプレーを貫いた。

 18日に行われた2024年パリ五輪選考ポイント対象大会・Tリーグ個人戦「NOJIMA CUP」最終日(東洋大赤羽台キャンパス)の女子シングルス決勝では、伊藤美誠(22=スターツ)と対戦し、死闘の末に4―3で勝利。「シーソーゲームで最後は挽回して勝つことができた。うれしい気持ちでいっぱい」と笑みを浮かべた。

 勝敗の〝カギ〟となったのは最終第7ゲームだ。4―8と苦しい展開を強いられたが「すごい体も温まってきて、全然あきらめるような状態ではない」。思い切りの良さが光るフォアハンドなどで得点を重ね、ひっくり返した。勝利が決まると、両手を突き上げながらしゃがみ込んで喜びを表現。会場のファンからは黄色の声援が飛び交った。

 今大会のVで50点を加算し、選考ランキングは合計297点でシングルス代表圏内の2位をキープした。首位を走る早田ひな(22=日本生命)とは200・5点差。それでも「(早田を)超すというふうに思うことで、自分自身が成長できる。これからも挑戦者の気持ちで臨みたい」。目の前の戦いに集中しつつ、狙うべきターゲットを定めた。