連夜の劇的Vだ。巨人が16日の楽天戦(東京ドーム)で、坂本勇人内野手(34)の逆転サヨナラ3ランで今季最長となる6連勝を飾った。

 8回に2点を勝ち越されたまま迎えた9回。またしてもドラマが待っていた。連打と盗塁で無死二、三塁のチャンスをつくり、打席には坂本。2ボールからの3球目を叩き、バックスクリーン左へ放り込んだ。本拠地のボルテージは最高潮。クールな男が珍しく興奮ぎみにダイヤモンドを一周し、土壇場で6―5でうっちゃった。ヒーローインタビューでも坂本は「ここで打たないとカッコ悪いなと思いながら、打席に立ちました」と満面の笑みを浮かべた。

 ファンからの大声援を浴びながら、バックヤードに引き上げた後も、報道陣に応対した坂本は「サヨナラホームランはすごく久しぶりでしたし、やっぱいいですね」などと真摯にコメント。ただ、喜びに浸っても切り替えは早い。結果次第では17日にも9年ぶりとなる交流戦優勝が決まる。

「残り2試合なんで、何とか明日勝ちたいですね」と話し、囲み取材が3分半近くに及ぶと「明日早いんで」と笑いながら、やんわりと〝終了モード〟となった。

 午後6時開始で3時間19分の激闘を終え、16日は午後2時プレーボール。その視線は早くも「明日」に向けられていた。