巨人の原辰徳監督(64)が15日の西武戦(東京ドーム)で移籍後、初となるサヨナラ打を放った梶谷隆幸外野手(34)をたたえた。

 延長10回一死一、二塁で梶谷が西武・平井のフォークをとらえた。打球は左中間を真っ二つ。ナインに手荒く水をかけられた梶谷は「(水は)シャワーくらいでしか浴びることない。甘いポカリをたくさん浴びましたけど、うれしいですね」と白い歯を見せた。

 これでチームは5連勝で貯金は今季最大の4。交流戦も単独首位に立った。腰の手術を受け育成落ちも経験した苦労人に指揮官は、「このところ、スターティングメンバーが多い中でね、2人でなんというか〝契り〟という部分でね。『俺も我慢するから、カジも頑張れ』というところからスタートした」と秘話を明かした。

サヨナラ安打の梶谷を迎える原監督と阿部慎之助コーチ
サヨナラ安打の梶谷を迎える原監督と阿部慎之助コーチ

 そのうえで原監督は「非常にいい役割をしてくれました。打って守って走ってというね、そういう役割をしてくれてますね」とうなずいた。

 背番号13は、「(言われたのは)結構最近ですね。試合前にベンチでボソッと言われて、これはもう期待に応えるしかないなという気持ちだったので、来たなって気持ちでした」とその時の心境を振り返った。

 もちろんFA戦士はまだまだ満足はしていない。「結果を出すしか方法はないので。『梶谷に回ってきたらいいな』って思える選手になれるように数字を出すしかない思います」と恩返しの活躍を誓った。