後味の悪いドローだ。中日は15日のロッテ戦(バンテリン)で延長12回の末、1―1と今季初めて引き分けに終わった。投手陣が奮闘しながら打線が好機でことごとく凡退を繰り返し、サヨナラ機をモノにできなかった。

 先発した柳裕也投手(29)は123球の熱投を披露。5安打1失点で9回まで投げ切った。惜しむらくは初回に先頭の藤原に二塁打を許し、3番・中村奨に右前適時打を浴びて先制点を献上したことだ。それでも2回以降は散発3安打で9回までスコアボードに「0」を並べ続けた。10回から守護神のマルティネス、11回は清水、12回は祖父江と救援陣は無失点リレーでつないだ。

 問題なのは打線だ。9回一死満塁の絶好機で代打攻勢をかけながら加藤翔が一ゴロ、溝脇が二ゴロといずれも凡打に倒れた。さらに延長に入った10回二死三塁で伊藤が遊ゴロ、11回一死二塁で代打・味谷が空振り三振、代打・福田が三ゴロに倒れ、あと1本が出ず、サヨナラ機を何度も逃した。

 それでも今季3勝目がお預けとなった柳は「立ち上がりの反省はありますが9回までよく投げられたと思います」と自らの投球に及第点を与えた。