日本ハムの新庄剛志監督(51)が今月中旬にも一軍復帰予定の清宮幸太郎内野手(24)の起用法に頭を悩ませている。

 左腹斜筋損傷の癒えた清宮は4日のイースタン・リーグ巨人戦で実戦復帰。まだ状態は万全ではないものの、故障者が多いチーム事情から、早ければ来週中にも一軍昇格する。

 指揮官は先日、清宮の現状を問われた際に「太っているようじゃあ(一軍に)戻さない。もうシルエットがね。デブじゃね?ってなったから」と一軍昇格に否定的だったものの、8日には「故障者が帰ってきた時のことも考えていかないといけない」と方針転換。清宮の昇格を前提に「選球眼が良かったら1番も面白いかなというところはある」と主砲をリードオフマンで起用する可能性があることを示唆した。

 となれば、清宮は一軍にさえ昇格すれば「即スタメン」なのかと言えばさにあらず。各ポジションには打撃好調のライバルがいるからだ。

 まず本職の一塁では新人の加藤豪がデビューから10試合連続安打をマークするなど絶好調。捕手併用ながら打撃好調のマルティネスも控える。三塁も主軸・野村が一時期の不振を脱して定位置を死守している。残るはDHだが、ここにもマルティネスやハンソン、アルカンタラなど助っ人勢がひしめく。清宮と同じく故障明けの9年目・浅間が復帰すれば、さらにポジション争いはし烈になる。こうした事情があるからこそ、指揮官も主砲の起用法を思案しているのだろう。

 もっとも人気と故障前の実績(17試合で打率2割8分8厘、1本塁打、9打点)を考慮すれば、チームにとって清宮の戦列復帰は心強いはずだ。日本ハムはここにきて広島相手に3連敗。先発投手が好投しても打線が援護できずに競り負けるケースが続いた。そんな中でも新庄監督は「(故障者が戻るまで)辛抱して勝ちをつなげて一気に行けたら…。今のところ行けるかな」と自信をのぞかせるが…。果たして清宮の復帰でチーム浮上のきっかけをつかむことはできるか。