日本ハムの助っ人、アリエル・マルティネス捕手(27)が2日の巨人戦(東京ドーム)で3安打の大暴れ。〝覚醒の予感〟を漂わせている。

「5番・捕手」でスタメン出場した助っ人は、第1打席で左前打を放つと、続く第2打席では同点タイムリー二塁打。第3打席では相手先発左腕・横川の変化球を完璧に捉え、左翼席中段に運んでサイクル安打にリーチをかけるも、9回の第5打席は四球。この日は4打数3安打3打点だった。

「1試合3安打3打点は初めて。(東京ドームは)中日時代から相性がいい球場だったので、今日はいいバッティングができてよかった」

 試合後にうれしそうに話したキューバ出身助っ人は、この日の試合前までの打率は2割3分3厘と物足りないものの、本塁打はこの日を含め計7本。試合展開を変える一発で貢献しつつあるだけに、チームとしても期待は高まるばかりだ。

好救援の河野(中)を称えるマルティネス
好救援の河野(中)を称えるマルティネス

 調子を上げている理由は何か。これまでの傾向として、一塁や指名打者での出場では成績が残せない一方「捕手」でスタメン出場するとなぜか好成績を残している。

 今季42試合に出場し、スタメンマスクをかぶった8試合ではいずれも安打をマーク。本人は「それは偶然だと思います。捕手の時は打撃の意識より投手を無失点で降板させることを心がけているから」(マルティネス)というものの、新庄監督は「マスクかぶると打つんですよ。でも、ずっと(捕手を)守らせられない。だからこう、ファーストを守ってる時とかもマスクをかぶってもらって…」と冗談をまじえながら〝マスク効果〟を認めている。

 各選手、調子のバロメーターは千差万別。マルティネスの場合は、ある程度、顔面を圧迫されたり、守備の負担が大きい方が、打撃にいい効果があるのかもしれない。今後の打撃傾向にも注目が集まっている。