この日もポーカーフェースが崩れることはなかった。中日は7日の西武戦(ベルーナ)に1―2と今季4度目のサヨナラ負け。先発した涌井秀章投手(36)は8回5安打1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、交流戦最多タイの通算27勝目はお預けとなった。

 19年目右腕の今季最多となる117球の熱投も実らなかった。2回まではパーフェクト投球でスタートダッシュ。3回以降は再三、走者を背負いながらも粘りの投球でスコアボードに0を並べた。7回こそ先頭の川越の左前打などで一死二塁とピンチを招くと、源田の右前適時打で先制点を献上したが、8回まで1失点で投げ抜いた。

 試合後「立ち上がりは良くて、だんだんと走者を出すことや四球も増えてきた。結果的に1失点でまとまったが、もう少し、しっかり投げられたかな」と振り返った。

 1―1の9回に2番手・祖父江が長谷川に痛恨のサヨナラ本塁打を浴びてチームは惜敗。8回1失点と好投しながら味方打線の援護がなく、苦しい展開を余儀なくされた涌井だが、それでも表情を崩すことなく「普通。そのままですよ」と淡々と話した。