新日本プロレス&米AEWの合同興行「Forbidden Door」(25日=日本時間26日、カナダ・トロント)で、オカダ・カズチカ(35=新日本)VSブライアン・ダニエルソン(42=AEW)が決定した。日本マット界のエースと、米マット界きっての人気者のドリームマッチが実現するが、「ブライアン・ダニエルソン」はどれほどすごいプロレスラーなのか?

 ワシントン州アバディーン出身のブライアンは、1999年4月にインディ団体でデビュー。新日本のLA道場で修業を積み、新日本、ノアマットでも活躍。ジュニアヘビー級の実力者として、IWGPジュニアタッグ王座やGHCジュニア王座を獲得した。
 
 2009年にWWE入り。「ダニエル・ブライアン」のリングネームで、新ブランド「NXT」の主力として一気に頭角を現した。すぐにメインロースターとなると、小兵ながらヘビー級の巨漢を相手に闘志あふれるファイトを見せ、存在感を高めていった。

 ブライアンの大ブレークにつながったのは「イエス!」パフォーマンスだ。両手の人さし指を突き上げ、観客とともに「イエス! イエス! イエス!」と何度も連呼するパフォーマンスが大ウケ。爆発的な人気を得て、ジョン・シナに代わるエースの座に上り詰めた。

 14年4月の祭典「レッスルマニア30」では、第1試合でトリプルHを下し、メインイベントのWWE世界ヘビー級王座戦に出場。王者ランディ・オートン、バティスタとのトリプルスレット戦を制し、同王座を獲得した。一時代を築いたザ・ゲーム、毒蛇、野獣を一日で下す快挙に、ルイジアナ州ニューオリンズのスーパードームに集まった7万5000人大観衆は、「イエス! イエス!」の大チャントでブライアンを祝福。「ヤギ顔」の小兵が、世界の頂点に立った瞬間だった。

 ところが祭典後に首を負傷。以降は欠場と復帰を繰り返し、16年2月に「たび重なる脳震とう」を理由に引退した。その後はスマックダウンGMとしてWWEマットに登場していたが、18年4月に医師の了解を得て現役復帰。WWE王者になるなど、変わらぬ存在感を示した。

 21年9月にAEWに移籍。現在のリングネームに改め、「ザ・ブラックプール・コンバッククラブ」のメンバーとして活躍している。ちなみに妻は、WWE殿堂者のブリー・ベラだ。

 ヤギ顔の「イエス!男」と日本マット界のエースの一騎打ちは、世界中のプロレスファンを引きつけることになりそうだ。