【米国アリゾナ州スコッツデール27日(日本時間28日)発】米大学野球PAC―12トーナメント決勝戦はオレゴン大がアリゾナ大を5―4で下し優勝した。オレゴン大はグループリーグで優勝候補の筆頭だった強豪スタンフォード大を、準決勝ではワシントン大を下しての大躍進で、1番打者としてチームをけん引する西田陸浮選手(3年)は「今までやってきた中でもレベルが高く、投手も凄くてとても大きな大会だった。勝ててよかった」と振り返った。
西田は東北高校卒業後、オレゴン州にあるマウントフット短期大学に留学。英語を学びながら野球部では主に1番・二塁を任され、2シーズンで盗塁王、首位打者などのタイトルを総なめにする活躍をみせると、他大学のスカウトの目に留まる。そして昨年9月、多数あったオファーの中から名門オレゴン大に編入。西田はここまで公式戦全57試合に先発し、打率3割1分3厘、5本塁打、34打点、23盗塁をマークするなど、D1レベルでも持ち味であるスピードと野球の頭脳を存分に発揮している。
西田は身長168センチ、体重68キロと小柄だが、現在、7月に行われる大リーグのドラフト候補に挙がっている。少なくとも13球団が獲得に興味を示しており、ベースボールアメリカ誌などの有望株ランキングでは300位前後に名前が挙がっており、評判通りなら10巡目前後で指名される可能性を持つ注目選手だ。西田はドラフトを「楽しみ」と心待ちにしている一方、「まだまだ甘いです。もっと打たなダメですね」と、ネット裏に集結した50人以上のスカウトが見守ったこの日の決勝戦で4打数1安打1打点2盗塁で優勝に大きく貢献したにも関わらず、打撃の状態には納得していなかった。
この大会では有終の美を飾ったオレゴン大だが、西田は「まだもう一個、オマハがあるので」と、来月ネバダ州オマハで開催されるカレッジワールドシリーズ出場につながるNCAA地区大会を見据えていた。











