万能すぎて、まさかの〝無冠危機〟か!? 巨人・岡本和真内野手(26)の定位置が見えなくなってきた。本職は三塁手ながら、故障離脱した中田翔内野手(34)に代わって9日から一塁へ回り、24日のDeNA戦(東京ドーム)の試合前には左翼での練習にも着手。3ポジションをこなせる器用さが、3年連続となるゴールデン・グラブ賞受賞へ逆風になりつつあるという。
これぞ4番の仕事だ。2回の第1打席で相手先発・石田の直球を完ぺきに捉え、3戦連発となる決勝の9号ソロ。この虎の子の1点を若きエース・戸郷が今季初完封で守り抜き、チームは1―0で勝利した。
打撃が好調な一方で、守備位置は流動的となりそうだ。正一塁手の中田翔が右太もも裏の肉離れで離脱し、岡本和は12試合連続で「4番・一塁」で先発出場。ホットコーナーではドラフト4位新人・門脇が好守を連発し、原監督も「門脇が三塁に入ったことで、守りのリズムを攻撃にというチームになってきている」と絶賛しているほどだ。
そして、岡本和は巨人では2019年まで守った左翼の練習も開始。中田翔は25日のDeNA戦(東京ドーム)から一軍昇格の予定で、門脇の三塁の守備力を生かすために岡本和が左翼に回る可能性も出てきた。
こうなると、雲行きが怪しくなるのが守備の名手に贈られるGG賞。岡本和は20年から三塁だけを守り、昨季まで2年連続で栄冠に輝いた。三塁手部門での3年連続受賞は長嶋終身名誉監督も原監督も達成しておらず、岡本和本人も「ヤバいっすね。頑張るしかないっす」と息巻いていた。
ただ、チームスタッフからは「もちろん個人の賞よりもチームが勝つことが一番大事。チーム事情だからやむを得ない。いろいろなポジションを守れるのは和真の強みだけど、いろいろなところを守ることでかえって票が割れてしまうかもね。和真にまた賞をとってほしい気持ちもあるけど…」と複雑な声も漏れた。
三塁に固定される以前の18年と19年は三塁と一塁、左翼をこなし、受賞に至らない時期もあった。今季の岡本和が先発時に就いた守備位置は三塁が31試合で、一塁が12試合。左翼が加われば守備機会がさらに分散され、得票数にも影響してきそうだが、果たして――。












