阪神・青柳晃洋投手が、不振の沼から抜け出せずにいる。19日の広島戦(甲子園)に先発登板するも、5回8安打5四死球7失点という不本意な内容に終わり、チームの連勝を7でストップさせてしまった。

「もうええわ、青柳の話は。ホンマになあ。分かるやんかすぐに。そんなんオマエ。毎回毎回同じこと書いても」。試合後、岡田彰布監督(65)は怒りを通り越した表情で、エースについての質問を自らシャットアウトした。

 直近登板3戦連続で初回に失点を喫していた右腕は、この日も5本の長短打と2つの四球で初回から5失点。課題の立ち上がりをまたも克服できず「普通に打たれた。実力不足です」と試合後は肩を落とした。2回以降は立ち直ったような気配も見せたが「なにも変わってない。なんで(初回に点を)取られたか、なんで(2回以降は)抑えられたか、分からないですね」と表情を曇らせた。

 2年連続で投手三冠(最多勝、最優秀防御率、、最高勝率)に輝いていた背番号17の今季防御率は5・63。首位を走るチームの勢いに乗り切ることができない。

〝アレ〟達成のためには、絶対的エースの復調が必要不可欠。ここまで辛抱強く起用を続けてきた岡田監督だが、この夜ばかりはガマンの限界値を超えた。「(初回の失点は)ずっとやんか。何回も同じことをな、オマエ。初めて投げさせたピッチャーちゃうんやから。5回もツーアウトのデッドボールから2失点やろ。アレなかったら勝ち投手やで。7―5で。ならんで良かったよ。勝ち投手に」

 背信投球が続く右腕を容赦なく切り捨てた上で「再調整? それはこっちが決めることやからな。普通に考えたらそうやんか。ずっと先発投手がのう、5回以上を投げてな、勝ち星がつく流れがきてるわけやから」と青柳のファーム再調整を示唆した。