西武が不惑を目前に7度目の本塁打王を射程にとらえる中村剛也内野手(39)の体調管理に細心の注意を払っている。

 22年目のシーズンを迎え、中村はここまで出場31試合で打率3割3分1厘、8本塁打、16打点、OPS(出塁率+長打率)1・014、出塁率4割5厘と衰え知らず。3、4月の月間MVPにも輝いた。

 キング争いではオリックス・杉本と並び2015年以来、8年ぶり7度目の本塁打王を狙える位置につけている。「あと38本」とする通算500号にどれだけ迫れるか。また、南海・門田博光氏以来となる40歳シーズンでの本塁打王獲得の期待も膨らんでいる。

 その中村は、ここまでスタメン出場した25試合の全てで「DH起用」が続いている。まだ一度も守備についていないことを、中村は「ラクしてます(笑い)」と自嘲気味に語っているが、嶋打撃コーチが「体力的なこともあるし、打って走れば足の疲れとか不安も出てくる」と語るように、本来の4番・山川穂高内野手(31)が一連のわいせつ騒動で〝無期限謹慎〟状態にある西武にとって中村の離脱は一大事となる。

 チームにとって必要不可欠なポイントゲッターをいかにフレッシュな状態でシーズンを全うしてもらうかに、トレーナー、首脳陣は集中して日々の体調を見極めている。

 守備の負担に関して松井稼頭央監督(47)は「まだ交流戦もありますし、状態を見ながらになる」と語る。6月2日からのDeNA戦(横浜)、同13日からの巨人戦(東京ドーム)、同16日からの広島戦(マツダ)はいずれもセ・リーグ本拠地開催でDHはない。

 必然的に守備に就く〝リスク〟を冒さなければいけないため、下半身や持病である腰痛の再発などを万全にケアした上で、計画的な休養を入れながら中村の運用は続いていくことになる。