ノルディックスキー・ジャンプ女子で平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(26=クラレ)が、学生スポーツ界の悩ましい現状について語った。
近年は不合理な〝ブラック校則〟が大きな社会問題となる中、部活動でも髪形の指定など、昔ながらのしきたりが根強く残っている。15日に都内で行われた「#髪色自由化」プロジェクト発足発表会に出席した高梨は「難しいところではあるが個人の意見では、髪形1つでその人の印象や見た目は大きく変わってしまう」と切り出しつつ「髪形が強制されてしまうのは、その子の個性が消えてしまうので、寂しいなと思う」と複雑な心境を吐露した。
髪形の指定を肯定する人たちからは「競技に集中できなくなってしまう」との意見も聞かれる。しかし、高梨は「プレーのモチベーションを上げるための1つ。体もそうだが、メンタルのコンディショニングを整えるのも大事」と反論。その上で「髪形1つでモチベーションが変わる。自分の機嫌とりではないが、自分の機嫌は自分で取らないといけない。その1つとして自分の髪形を整えていきたい」との考えを示した。
もちろん社会が簡単に変わることはない。それでも、高梨は自身の願いを世の中に発信していく覚悟だ。「髪色でも自分の落ち着く色があったりすると思う。海外選手は自分のテーマカラーを髪に入れたりする。そういうことを広く知ってもらえたら少しずつ変わっていくんじゃないかなと思う。試合に向けてモチベーションを持っていくために活動していきたい」と意気込んだ。
現代社会では、どんな物事に対しても必ず批判的な声が飛び交う。だからこそ、高梨は「自分の気持ちが一番大事。周りのご意見は大事にした方がいいけど、結局競技をやるのは自分。自分のなりたいイメージになっていくことは大事」ときっぱり。強い信念で己の道を突き進む。












