母の日に最高のプレゼントを届けた。世界最高峰のアクションスポーツ国際大会・Xゲーム最終日(14日、千葉・ZOZOマリンスタジアム)、スケートボード男子ストリート決勝が行われ、13歳の小野寺吟雲(ぎんう)が90・33点で初優勝。初の大舞台で確かな存在感を示した。
母親への感謝を滑りに込めた。天候不良の影響もあり、自由に45秒間滑る「ラン」は3本から2本に短縮。プレッシャーのかかる中でも「みんな同じ条件だから」。1本目からデッキ(板)を回転させながらレールを滑り降りる高難度の技を成功させるなど、全選手で唯一となる90点台をマーク。金メダルを手にした若きスケーターは「ママ、いつも応援してくれてありがとう。大好きだよ」と照れ笑いを浮かべた。
決して守りに入ることはなかった。1本目で高得点を記録しても、2本目はより高難度の技に挑戦。失敗に終わったが、果敢に挑んだことに大きな意味がある。「技が決まるとかではなくて、自分の心に勝てた。技が決まらなくても、何て言うんだろう、ダサく滑らないこと。決まるのも自分に勝ったことになるけど、やっぱり最後の2本目を変えたこと。普通だったら変えないけど、最後まで攻めたので(自分の心に)勝てた」と強い思いを口にした。
今後のスケジューリングは現時点で未定。それでも「どの大会も優勝するつもり」。小野寺が見据えるのは、あくまで表彰台のテッペンだ。日本代表の早川大輔コーチも「これ以上何をするんだろうと思わせるくらい完璧だった」と舌を巻く若武者の伝説は、まだまだ道半ばにすぎない。












