新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」が12日、東京・後楽園ホールで開幕。Aブロック公式戦でIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(33)がマイク・ベイリー(32)に敗れ、まさかの黒星発進となった。大会3連覇中で優勝候補大本命と目されていたヒロムは完敗を認めた上で、4連覇後に王座戦でのリベンジを予告。再戦の舞台には意外な場所を指定した。
初出場のベイリーに足をすくわれた。TIME BOMBを回避されたヒロムは、多彩な蹴り技で反撃を許す。アルティマウェポン(シューティングスター式ダブルニードロップ)に沈むと「やっちゃった、やっちゃった…」とつぶやきながら控室へ。この日はBブロック公式戦でエル・デスペラードも金丸義信に敗れるなど、優勝候補にそろって土が付く波乱の幕開けとなった。
ヒロムは今年に入り全大会出場のハードスケジュールが続いている。先シリーズには2試合のタイトルマッチが組まれ、3日福岡大会ではSANADAとのIWGP世界ヘビー級王座戦に敗れたばかりだ。しかし、大会後の取材には「それはレスラーとして当たり前ですし、自分でも求めてること。その点に関しては何も言い訳にならないです。逆に調子に乗ってる最中だったし、ベストな状態でしたから」と影響は完全否定する。
「まったく知らない人からしたら大金星みたいに思うかもしれないですけど、それだけの実力のある選手。どうして今まで新日本のリングに上がってなかったんだろうってくらい、すごい選手でしたね」と素直にベイリーの実力を認めた。
「全勝での4連覇」という最大の野望をいきなり砕かれた。今年は各ブロック上位2名が準決勝(26日、代々木)を行うシステムのため、決勝戦(28日、大田区)でのリベンジも不可能ではない。それでもヒロムは優勝した上で、改めてベイリーを挑戦者に指名する意向を固めた。
「もし決勝戦でリベンジできたとしても、次のタイトルマッチに指名する相手は決まりましたよ」とキッパリ。さらにその舞台には次期ビッグマッチの6月4日大阪城大会ではなく、6月17日に行われる地元の東京・八王子大会を指定する。「別に大阪城でやらなきゃいけない決まりはないので。俺が王者である以上、いろいろなところで防衛戦はやりたい。4連覇を達成できたらお願いを聞いてくれてもいいでしょう。八王子で初のIWGPジュニア戦ですよ」と青写真を明かした。
もちろんそのためには、巻き返しからの優勝が必要不可欠。「世界にはこれだけ強い選手がいて、BOSJという大会は改めてすごいなと思いました。その中で3連覇してる俺もすごいと調子に乗ってたんですけど、見事に砕かれました。明日からは調子に乗らずに挑戦者のつもりでいきます」と改心したヒロムが、残り全勝を狙う。













