中日が上昇ムードに乗ってきた。7日の巨人戦(バンテリン)は先発・高橋宏が7回1失点と好投。7回に木下が同点適時打を放つと、8回には4番・石川昂の犠飛で勝ち越し、今季初の3連勝を飾った。

 お立ち台に上がった3人が「来週からも勝ち続けられるよう頑張るので応援よろしくお願いします!」と叫ぶとドームは大歓声と拍手に包まれた。これで5位・巨人にゲーム差なしに接近。ここから本格的に反撃開始といきたいところだが、心配なのが5番・ビシエドの勝負弱さだ。

 4月12日に二軍落ちしたビシエドは2日の阪神戦から一軍復帰を果たした。だがこの日も初回と8回の得点機に凡退し、14試合に出場しながら打点はいまだにゼロのまま。得点圏打率0割0分0厘(12打数ノーヒット)とチャンスで力を発揮できずにいる。

「若い選手が頑張っているけど、ずっとレギュラーを張ってきた選手が活躍しないと本当の意味でチームは乗っていかない。だけど今のビシエドは内角へ速い球と、外へ変化球を投げておけば大丈夫だと相手からも思われている」とチーム一の高給取り(3年総額1000万ドル=金額は推定)の現状にOBの間からも不安の声が上がっている。

 ビシエドは2017年5月に月間MVPを獲得。メジャー時代も5月に好調なことが多かったことからかつては「ミスター・メイ」と呼ばれていた。ビシエドのバットが爆発するかどうかが、中日5月反攻のカギを握りそうだ。