これでショックは払拭だ。中日のドラフト7位・福永裕基内野手(26)がうれしいプロ初アーチを放った。

 5日の巨人戦(バンテリン)に「6番・二塁」で先発出場。1点ビハインドの8回一死から細川の2点適時打で逆転し、続く石川昂の今季2号2ランでチームはイケイケムードとなった。さらにビシエドが右前打で出塁すると、福永は6番手・代木の内角への142キロ直球を豪快にフルスイング。打球は左翼スタンドに突き刺さった。

「あの打席は細川、(石川)昂弥、タンケ(ビシエド)が打って、すごく良い流れだったので、そこに乗って打たせてもらえた。ちょっと詰まっていて上がり過ぎたので捕られるかと思ったが、入って良かった」と喜んだ。

 5回には4試合連続安打となる左前打を放っており、この日は2安打2打点の活躍。そのうち3試合でマルチ安打をマークし、好調な打棒を披露しているが、前々日3日の阪神戦(甲子園)では1点リードの9回無死二塁の守備で痛恨のトンネルを犯し、同点に追いつかれた。

 その後、チームはサヨナラ負けを喫したことで〝プロの洗礼〟を味わった。「甲子園で、自分のミスで(勝ちゲームを)一つ落としてしまった。その日、本当に落ち込んで、なかなか今までない経験をした」と吐露。

 その上で「本当に監督、コーチ、選手の皆さんに『大丈夫』『これを経験にすることが大事だから』と、すごくやさしい言葉を言っていただいた。この後、自分がどうなっていくかが大事だと思っていた。チームも負けていたので、必死に食らいついて、気持ちを前面に出していこうと心がけて今日に臨みました」と打ち明ける。

 今季セ・リーグの新人1号を放った26歳のオールドルーキー。今後の躍進が楽しみだ。