中日が5日の巨人戦(バンテリン)で、8―3と劇的な逆転勝利を飾り連敗を2でストップ。国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」からの復活を目指す福敬登投手(30)が、一軍復帰登板でうれしい初勝利を飾った。

 福は1点ビハインドの8回から5番手で登板すると、先頭の丸を右飛、ブリンソンを二ゴロに仕留めた。続く中山には中前打されて二盗を許したが、山瀬を一邪飛に打ち取ってピンチを脱出し、1イニングを無失点に抑えた。

 その裏に打線が猛爆発。細川が値千金の2点適時打を放って逆転に成功すると、続く石川昂が2号2ラン、さらに福永のプロ初本塁打となる2ランが飛び出して一挙6得点を奪い、8回はビッグイニングとなった。

 復活の1勝をマークし、お立ち台に上がった福は「巨人ファンの方からも拍手をいただいた。拍手がなかったら打たれていたので、感謝の気持ちでいっぱい」と頭を下げた。

 その上で「本能的ですけどガッツポーズも出たし、ここからひっくり返すぞ、というベンチの声もあった。チームの一員になれた。野球の神様って本当に見てるんだなと感じた」と笑顔をはじけさせた。