汚名返上の初戴冠だ。5日のドラゴンゲート愛知県体育館大会で、デビュー3年目の菊田円(きくた・まどか=23)がオープン・ザ・ドリームゲート王座を奪取した。
春の大一番で実現した王者シュン・スカイウォーカーとの王座戦。極悪王者のイス攻撃で古傷の右肩は悲鳴を上げた。反撃のエルボーも力が入らず、シュンからは「(試合を)止めろ!」「レスラーやめろよ! リングに上がる資格ねえんだよ」と容赦なく罵倒された。特に「2年前と同じか?」という言葉が菊田の胸に突き刺さった。
2021年の5月5日、会場は同じ愛知県体育館だった。ドリームゲート王座初挑戦となった菊田は当時の王者シュンに挑戦したが、試合中に右肩を負傷。セコンドがタオルを投入し、わずか4分33秒でTKO負けした。1年間の長期欠場を余儀なくされ、復帰したのが昨年5月5日の愛知県体育館。今度こそ、ぶざまな姿は見せられなかった。
観客の大「菊田コール」にも後押しされ、必死にエルボーを打ち続ける。22分過ぎにはヒップアタックからのローリングラリアートを発射。立ち上がるのを待ってもトドメの一発を叩き込み、3カウントを奪った。
「あの2年前の試合からここに戻ってきて、ドリームゲートチャンピオンになったぞ!」。絶叫した菊田は「正直、ここに来るのは怖かったです。今日、ここで試合ができて本当に幸せです」と語り、ファンに感謝を述べた。
さらに吉岡勇紀、ストロングマシーン・J、Ben―K、箕浦康太、そしてシュンの名前を挙げると「俺はこのドリームゲート戦線を盛り上げていく。それは、他の5人も一緒だろ。俺たち6人が体を削り、心を削り、命を削り、このドラゴンゲートを盛り上げていくんだろ! 俺たち6人が新世代だ。俺たちがこのドラゴンゲートの未来だ!」と呼びかけた。
また、セミではオープン・ザ・ツインゲート王者の拳王、近藤修司組がKAI&ISHINを退け、初防衛に成功した。












