レジェンドの凱旋登板が実現した。巨人OBでヤンキースのGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(48)が3日の巨人対ヤクルト戦(東京ドーム)で始球式を務めた。

 GW中の試合という事もあり、球場にはスタンドを埋め尽くすほどのファンが来場。そんな中で松井氏の名前がアナウンスされると、場内からはどよめきに近い大歓声が起きた。

 現役時代と同じ背番号「55」のユニホームにそでを通しマウンドに上がった松井氏。ゆったりとしたフォームで力強く白球を投げ込むと、大城のミットへまっすぐに届くストライク投球となった。

 同地で始球式を務めるのは、2013年5月に長嶋茂雄終身名誉監督とともに国民栄誉賞の授与式に臨んだ時以来で、10年ぶり。久々の大役を終えると「うん、いい球いったね」と満足げな笑顔を浮かべた。

 かつて背負った思い入れのある「55」は現在、後輩の秋広が継承。この日挨拶に訪れたという秋広に「私、あんまり見上げる人間いないんで。本当に見上げました(笑い)。ええ、びっくりしました。本当に大きいですね」と身長2メートルの大器に驚きを隠せなった。

 今は生まれ育ったチームを応援する立場。「ジャイアンツは私にとっての故郷なので。それは今も変わらないですよ。まだシーズン始まって1か月くらいですか。現時点ではまだ不安定な部分や課題はあるでしょうけど、選手それぞれが、チームとしてもね、試行錯誤しながらね。いい上昇カーブを描いていってほしいなと。私は応援するだけです」と穏やかな表情でエールを送った。