【赤坂英一 赤ペン!!】DeNA・バウアーがいよいよGW中の3日、本拠地・横浜の広島戦で一軍デビューする。2020年のサイ・ヤング賞右腕がどのような投球を見せるか。ファンはもちろん、三浦監督や今永をはじめ、チームがかける期待も非常に大きい。
初めて一軍に合流した4月25日、バウアーは耳にワイヤレス・イヤホンマイクをつけ、三脚付きデジタル・ビデオカメラを携えて現れた。自分のユーチューブ用に動画を撮るためで、われわれの囲み取材の模様の一部もカメラに収めている。
「自分のロッカーや食事をするところも撮影したよ。この球場で一番好きなところだね。僕のユーチューブで見てほしい」
そう言って練習終了後もロッカーに残り、ヤクルト戦を観戦。三浦監督もいたく感心していた。
「練習が終わったら帰るかと思ったら、試合後のハイタッチの時までいたんだよ。とにかく好奇心旺盛で、ハマスタの中も探索していたようです。選手やスタッフとも積極的にコミュニケーションを取っていて、ロッカーでみんなとワイワイやりながらなじんでますね」
さらにバウアーは試合後、選手用の食堂で豚肉料理を注文。調理するのに15分ほどかかるとスタッフに言われても、ちゃんと待って食べていた。三浦監督がこう続ける。
「箸の使い方もうまいんですよ。積極的に日本の文化を学んだり、習慣を取り入れたりして、常に自分を進化させていこうと、そういう貪欲な姿勢が素晴らしいですね」
バウアーがかくも意欲的なのは、19年オフにDeNAの練習場DOCKを訪れたことがあるからだろう。この時は今永、京山とも食事をして親交を温めていたという。
バウアーと今永が知り合ったのは、米シアトルにあるトレーニング施設ドライブライン・ベースボール。最新の動作解析やデータ分析のシステムを駆使し、メジャーではセイバーメトリクス以来の革命を起こしたと言われているところである。
バウアーはこの施設で目覚ましい進化と成長を遂げ、「自分は最も科学的な投手かつピッチングデザインの第一人者」と主張している。そうした施設でどんな最新技術が使われているのか、興味を持った今永らが自費で足を運び、バウアーとの接点が生まれたわけだ。
バウアーがDeNAで成功すれば、日本球界に貴重なレガシーを残してくれるはず。いまだ過去のトラブルを批判する声も聞かれるが、いまは前向きな興味を持って3日の登板を見守りたい。










