本格的なブレークの気配が漂ってきた。阪神は29日のヤクルト戦(神宮)に7―0で快勝。「投」の主役は、3年目右腕・村上頌樹投手(24)で文句なしだ。

 今季は先発初登板となった12日の巨人戦(東京ドーム)で7回完全投球で始まると、22日の中日戦(バンテリン)ではプロ初完封のプロ初勝利。さらにこの日も、ヤクルト打線を8回まで寄せつけなかった。

 立ち上がりから浮き上がる140キロ中盤の直球とツーシーム、カットボール、フォークと正確に制球し、中盤以降も崩れる気配は皆無。101球を投げ、2安打無失点で、これで今季は先発で25イニング連続で無失点となった。

 危なげなくプロ2勝目を挙げた村上は、この無双状態について「そこまで(想像)してなかったですし、本当に野手の皆さんが守ってくださって、楽に投げられる。それがいいのかなと思います」と控えめ。ただ、岡田彰布監督(65)も「すごいなぁ。(自軍ベンチから)打てそうにないな~って見てるよ、ホンマ」と目を細めるばかり。

 前日3勝目をあげた大竹は昨年の現役ドラフトで加入、昨年までプロ未勝利の村上が、この日ですでに2勝。ここまでのチームの13勝で、昨年まで、先発陣にいなかった面々で、4月だけではや5勝と荒稼ぎだ。アレ(優勝)達成へ向けて、岡田阪神は戦力の厚みは確実に増してきている。