去年とは違うよな。阪神が28日のヤクルト戦(神宮)に4―0で快勝した。
前日15―0の圧勝劇の勢いそのまま、初回二死から3本の安打と2四球を絡め、3点を先取。大勝後の翌日は得てして、打線が湿りがちになることを、前日から懸念した岡田彰布監督(65)も「心配してたけどなぁ(笑い)。ツーアウトからなぁ」と〝速攻〟で試合の流れを引き寄せた快勝にご満悦だ。
これで3・4月の開幕月は、2年ぶりの勝ち越しが決まった。ここまで12勝9敗1分けの2位。昨季は開幕9連敗スタートなど、3・4月は9勝20敗1分けと大きく出遅れただけに、ネット裏に偵察に訪れるライバル球団関係者も「接戦での勝負強さはさすが」と、岡田監督の〝采配〟で確実にチームが変貌したことを感じとっている。
「ひとつ間違えれば、昨年のような悪い流れになっておかしくない試合が3つはあった。でも、そういった試合ほど必ず勝っている。試合中に監督が〝動いた〟試合ほどね。去年と今年で違うのはそこ」(在京球団スコアラー)
変わったのは外国人選手の顔ぶれぐらいで、投打の主力はほぼ変わらない中、今季はすでに1点差勝利が5試合と、接戦での強さが昨季との違いでもある。
具体的にはエース・青柳を6回途中で降板させて逃げ切った3月31日の開幕戦。3年目の右腕・村上を、パーフェクト投球のまま7回で交代させた12日の巨人戦。また、不動の中軸として固定起用する方針を打ち出しながらも、不振の佐藤輝を先発オーダーから外した13日の巨人戦など、指揮官が〝メス〟を入れた試合ほど、必ず「勝利」で試合を終えている。
紙一重の場面で、ここまではプラスに働くことのほうが多い岡田監督の〝決断〟。リーグVを飾った2005年も3・4月開幕月は13勝12敗1分けと「馬なり」でのスタートだった。「アレ(優勝)」へ向け、順調な船出と言えそうだ。












