阪神・及川雅貴投手(22)が26日の巨人戦(甲子園)の4回から2番手として救援登板し、2回1安打4奪三振無失点の好リリーフを披露。一軍復帰登板となった20日の広島戦(甲子園)以降、3戦合計5イニングを無失点と好調を持続している。
先発の西勇が3回9安打5失点と炎上し、降板した直後の出番。0―5とビハインドの場面ながら、最速151キロの直球を軸にした力強い投球でG打線を沈黙させると、5回に虎打線が5本の長短打で一気に計4点を奪う猛反撃を開始。岡田監督も「おお、流れ変えてくれたよな」と最終的には4―8の完敗に終わった一戦で、キラリと光った左腕の好投を高く評価した。
高校時代は佐々木朗(ロッテ)、奥川(ヤクルト)、西純(阪神)とともに「高校ビッグ4」の一角に数えられた逸材。入団2年目の2021年には39試合に救援として登板し防御率3・69の好成績をマーク。一時はチームの勝ちパターン継投も担うなど鮮烈な印象を周囲に残した。
だが、昨季は負傷などで出遅れたことも響き一軍登板はわずか1試合。岡田監督就任直後の昨秋の安芸キャンプでも自身の投球フォームを完全に見失い「何もアピールすることができなかった。誰がどう見てもあの時の僕はひどかったですよね。あの期間は本当につらかった」と振り返る。
迷いの森から抜け出すきっかけとなったのが、チームメートの岩崎優投手(31)と行ったオフの合同自主トレ。「岩崎さんも僕と同じように、前でリリースするタイプですので。何かをアドバイスされたとかいうわけじゃないんです。見て盗みました。シーズン中とは違うので、思い切って『ブルペンを後ろから見させてください』とかお願いして。いいヒントをもらいました」(及川)。何年も虎のブルペンを守り続けている大先輩左腕の姿が、悩める若武者をよみがえらせた。
「今は体重は82、3キロくらいありますね。以前は80キロを超えちゃうと体にキレが出なくなったんですけど、今はお尻も大きくなったので。『俺のケツを見てくれ?』ハハハ、そう書いてくれてもいいですよ(笑い)」。体格も、身にまとう雰囲気も一回り大きくなった背番号37が甲子園のマウンドに帰ってきた。











