大敗ムードを盛り返すも…。26日、阪神は巨人に4―8で敗れた。今季初の本拠地・甲子園球場での伝統の一戦は先発・西勇が3回までに9安打5失点と打ち込まれる苦しい船出。だが、そんな劣勢を5回には1点差まで盛り返す意地も見せた。

 巨人・戸郷に対し、佐藤輝の今季1号を反撃ののろしに、代打・渡辺諒、近本の連続適時打など4連打と打線がつながり、またたく間に1点差としたが反撃もそこまでだった。

 この日、岡田彰布監督(65)は、低調な打線のテコ入れ策として、大幅な打線の組み換えを実施。2番に梅野、3番・中野を配置し、調子が下降線をたどっている助っ人・ノイジーを5番に下げ、さらに5番が定位置だった佐藤輝を6番に。5回の集中打は開幕以降、試合前までノーアーチと不振で、打順を動かした佐藤輝の〝お目覚め弾〟が号砲となっただけに、4万295人の虎党の期待もふくらんだが、逆に2番に起用された梅野はブレーキ役に。佐藤輝の一発から、5者連続の安打で、1点差として迎えた5回の無死満塁。二ゴロ併殺打に倒れると、7回一死一、二塁の場面も、空振り三振に倒れ〝策〟はハマりきらず。

 試合後の指揮官は「流れは来たけどなぁ~」と〝あと1本〟が出なかった展開を振り返ると、ここまで7、8番の下位打線が定位置だった梅野を2番に昇格させたことについて「(1番)近本の後でな、右に打つとか、バントとかもできると思ったけど、そういう機会はなかったな。あそこがちょっとポイントやったけどな」と悔しがった。

 結果的に、中継ぎ投手がG打線にダメ押しを食らい敗戦の決定打となったが、指揮官は「バッターって何番を打とうが、相手のチームは、その選手に対する攻めをしてくるわけやから。個人個人が調子が上げなあかんよな」とキッパリ。5回以外は沈黙した打線へ向け、さらなる奮起を促した。