今オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手(28)の去就に関する話題は相変わらず尽きない。移籍先として有力候補の1つと目されているドジャースで編成本部長を務めるアンドリュー・フリードマン氏(46)が大谷を巡って気になる発言を口にしている。

 アナハイムの地元紙「オレンジカウンティー・レジスター」のビル・プランケット記者は、ドジャースが昨オフにビッグネームを獲得せず大型補強に踏み切らなかったことで「今年の冬にFAとなるエンゼルスのスター、ユニコーンの大谷翔平を全力で獲りに行くために資金を節約し、ぜいたく税を抑え込んでリセットしているのではないか」と言われてきた“臆測”が“確実”に変わりつつあると説明した上でフリードマン氏を直撃したインタビュー記事を同紙に掲載。「フリードマン氏はドジャースがオフシーズンにショウヘイ・オオタニを追いかけるため(今季開幕ダッシュに失敗し“スロースタート”となっている)『不調の年』を飲み込もうとしているという考えを却下した」と伝えた。

 同紙のインタビュー中にフリードマン氏は「我々は毎年勝つために全力を尽くしていることを見せてきたと思う。球団オーナーらはそれを全面的に支援してくれている。特定の選手について言及することは避けるが、我々のマインドセットは『1、2年、3年、これのために待とう』には、みじんもならない。今うちにはいい才能があふれていて、とてもいいチームだと思っている」と述べたという。

 さらに続けて「確かにここ3、4年(のオフ)は派手な動きをしたが、毎年できることではないし、最も大事なのはうちにしっかりと才能が揃っているかということ。若手が台頭しており、彼らにチャンスを与えるいい機会だと感じている」とも説明している。

 チームの編成本部長が特定の選手名を出すことはタンパリングに抵触するため「御法度」。さすがにFA前の大谷について事細かに言及することはないだろう。しかしながらフリードマン氏は大谷の獲得意思に関し同メディアのインタビュー中、最後まで否定も肯定もしなかったのは事実だ。

 それを証明するように本紙はつい先日、ドジャー・スタジアムでの取材中にドジャースの球団幹部から「オオタニは、どのくらい『勝ち』にこだわっていると思う?」と直接質問を受けている。

 いくらフリードマン氏が口ごもろうともドジャースが水面下で大谷に強い関心を寄せ、FAとなった場合にオファーを出す流れは「既定路線」と見ていい。