巨人の原辰徳監督(64)が5―4で勝利した28日の広島戦(東京ドーム)後、この日3回2失点で早期降板した高橋優貴投手(26)について言及した。

 納得のいく結果とはならなかった。育成から支配下に復帰し、この日が今季初登板初先発となった高橋。初回こそ無失点で立ち上がったものの、度々ボール先行になる苦しい内容を見せると、2回にはカウント3―2からデビッドソンに甘く入ったスライダーを完璧にとらえられ、左翼席上部にあるビジョン広告を直撃する特大ソロを食らった。

 その後も修正は間に合わず、続く3回も内野ゴロの間に2点目を失い、この回の裏に回ってきた自身の打席で代打を送られた。3イニングとも先頭打者を出し、54球を投じて5安打2四球。左腕は「先発の役割を果たせず、悔しいです」と振り返るにとどめた。

 指揮官はこの日の投球内容に注文を付け、一定の評価を下した。

「いいところを言うと、だいぶ出力が上がってきている。ただ『まっすぐ1本』という投手は世界中でどこにもいないというところじゃないでしょうか」

 続けて「という事は分かるでしょう? ベース盤を広く使い、そして緩急も使えるというのがやっぱり本来の姿だと思います」と課題を具体的に説明した。

 一昨年のチーム勝ち頭なだけに、次こそは出力だけではない魅力も出していきたいところだ。