今のキーワードは〝がまん〟なのかもしれない。阪神が18日の広島戦(甲子園)に、中野拓夢内野手(24)の逆転2点タイムリーで2―1と今季2度目のサヨナラ勝ち。連敗を2で止め、再び首位に浮上した。

 その一方で開幕以降、なかなか乗り切れないのが、1試合平均3得点以下の低調な攻撃陣だ。岡田彰布監督(65)は、劇的勝利の余韻に浸ったのは最小限にとどめ「今日は試合前のミーティングでも打つほうにハッパをかけたんだけど…。点をとらないと…。こういう試合ばっかりでは、なかなか勢いもつかないと思う。明日からもっともっと奮起しないと」と自ら切り出した。

 開幕から指揮官が予期していた以上に低調な打線が悩みのタネになっているようだが、中でも深刻なのが4番以降のラインアップだ。

 5番については2試合を除き、開幕から固定起用を続けているものの、いまだ本塁打なし、1割6分3厘と不振に苦しむ佐藤輝明内野手(24)の復調待ち。その後ろを打つ6番も現状、固定できていない。

 17日に抹消され、二軍再調整となったドラフト1位ルーキー・森下翔太外野手(22)のほか、島田、板山、梅野らを起用したが、固定には至らず。投手の打順である9番をのぞく打順別の打率では最低の1割1分以下(6番)と深刻な数字が並んでいる。

 14試合を終えて、現在の猛虎打線の打順別の打率は5~7番までが打率1割台と、大きな穴が空いている状態。この日は何とかロースコアの展開を引っくり返したが、岡田監督が描く打線の理想とはほど遠い状態にある。

「なかなかタイムリーとかな、何試合か出てないしな。本当に早いうちにタイムリーとか出るように出るようになればな、先発はもっと楽に投げれるようになると思うんやけどな…」

 5番に据える左の大砲とともに、好機で打席が回ることが多い〝6番問題〟に当面は頭を悩ます日々が続きそうだ。