【取材の裏側 現場ノート】岡田彰布新監督(65)率いる阪神はDeNAとの開幕カード(京セラ)に3連勝と絶好のスタートを切った。圧巻だったのが第3戦(2日)で、4―2の8回無死二塁、カウント0―1から代打原口を投入し、2ランが飛び出して6―2と快勝した。
指揮官は「(采配が)当たったといっても俺にしたら普通のことやろ。盗塁のサインを出した時から原口用意しとけ言うたよ。それがどういう意味か分かってなかったコーチもいたかも分からんけどな」。深みのある野球観と毒舌、そして独特のユーモアが絶妙に合わさった岡田監督の取材はいつでも面白い。
昨秋の就任から「そんなんオマエ」「おーん」「ハッキリ言うてな」などの岡田節は数多く耳にしてきた。ただ、代表格である「そらそうよ」だけは極端に聞く機会が少ない。ある日の囲み取材でしびれを切らした虎番から「最近あまり『そらそうよ』って言いませんよね」と水を向けられた指揮官は「昔はもっと言うてたよ。俺が言いたいことを(記者が)代弁してくれたらちゃんと『そらそうよ』言うけど、まだちょっと(質問の)レベルが低いわな」と。その日以来、私はこの至高の5文字をなんとか引き出そうと意識してきた。
これまでに“そらそうよ台帳”に貼ることができたシールは2枚だけ。
――二軍キャンプ地が沖縄・具志川に変更されたことで、若手の入れ替えがイージーになった
「そらそうよ。安芸やったら飛行機賃高いやろ、オマエ…」(2月16日、沖縄・宜野座)
――勝ちパターン継投はシーズンを戦っていく過程で固めていく
「そらそうよ。おーん。そのとおりや。シーズンなんか、どうなるか分からんのやから…オマエ」(3月28日、鳴尾浜)
たいした質問でもなくお恥ずかしい限りだが、それでも5文字を引き出せたらちょっとうれしい気持ちになる。ここまで“開幕3連敗”。1回でも多く、記事につながる「そらそうよ」を引き出したい。












