力投が最後の最後に報われた。阪神は18日の広島戦(甲子園)に2―1で逆転サヨナラ勝ち。「投」の立役者となったのは、先発・西勇輝投手(32)だ。
立ち上がりから140キロ中盤を計測した直球とスライダー、フォーク、カットボール、カーブ、ツーシームと変化球の制球も冴え、8回まで敵打線に二塁すら踏ませず。「梅野のリード、配球パターンの意思疎通がすごくよかった」。女房役と抜群ののコンビネーションで、広島打線につけ入るスキを与えなかった。
今季3試合目となる先発。試合終盤には期するものがあったという。「ここ2試合、6回、7回で悔しい、満足いかない試合が多かった。しっかり自分の意図した投げ切れた」と、球数100球を超えた7回以降も制球力を乱さず、腕を振り続けた。
114球を投げ終えた8回裏の攻撃中には、岡田監督からも直々に「白黒つけてこい!」と励まされ、背中を押されたという。結果的には9回表に二死二塁から敵の4番・マクブルームに先制適時打を喫したが、直後の最終回に味方打線の奮起で「完投負け」から一転「完投勝利」の超ハッピーエンドに。
「チーム一丸で勝てた勝利。野手に感謝しながら、次の試合に臨みたい」。9回4安打、128球の今季初完投で手にした今季初勝利に充実感を漂わせていた。












