WBCの感動から約1か月。阪神・湯浅やヤクルト・山田など、日本代表で活躍したメンバーの離脱が目立っている。

 侍ジャパンの左腕として3月12日のオーストラリア戦で2番手として登板し、2回無失点と好投したヤクルト・高橋奎二投手(25)は「先発投手は投げる日程とかが決まっていたので、ある程度の準備はできた。中継ぎ、それこそ湯浅とかはずっと投げていたし、野手はあの緊張感の中でずっとやっていたので、疲れというのはあると思う」と離脱ドミノの一つの要因を語った。

 投手陣にとって大変なのは疲労だけではない。WBC前はMLB球に慣れるのに苦労していた高橋は、NPB球に戻すのも「大変だった」という。

「向こうの球は滑るけど1か月も投げれば慣れた。戻ってきて、日本の球ってやっぱり握った時にしっとりしていて。普通に投げたら引っかかるんですよね。そこは難しかった。(球が)抜けすぎて逆にヒジへの負担が大きい」

 高橋は1週間ほどで感覚を戻せたそうで、すでに2試合に先発し、1勝をマーク。一方、3月20日(日本時間21日)の米国との決勝で先発を任されたDeNA・今永は二軍での調整が長引いている。

 日本中を沸かせたWBCメンバー。貴重すぎる経験を積み、ひと回り大きくなって帰ってきたのは間違いない。だがその分、今季は踏ん張りどころとなりそうだ。