【赤坂英一 赤ペン!!】「松田宣浩に二塁はできないということを、原監督に教えてやる人間はいなかったのか?」
先日、巨人・原監督と面識のあるソフトバンクOBが首をひねっていた。
原監督は9日の広島戦で松田を代打で起用し、移籍後初安打が出ると、二塁の守備に就かせた。が、松田は平凡なゴロを捕り損ねた上に一塁へ悪送球して初失策も記録。結局9打数1安打、打率1割1分1厘で14日に出場選手登録抹消となっている。
プロ18年目の松田は昨年まで、ほぼ三塁一筋。ソフトバンクでは1910試合出場して三塁以外は一塁を43試合、外野を13試合守っただけだ。なぜ二塁や遊撃を守ったことが一度もないのか。そこにレギュラー選手がいたというチーム事情にもよるが、「松田自身にも弱点があるからだ」と先のOBは言う。
「松田は短い距離の送球ができないんだ。とくに横や下から放るのが大の苦手ときている。三塁を守っていて、長い距離を上から投げるときだけはいいボールがいくんだがね。逆に言えば、松田はそういう送球しかできないので、ソフトバンクでは三塁から動かせなかった、というわけだよ」
原監督は一応、キャンプで松田に二塁の守備練習もやらせていた。三塁には岡本和がいる以上、松田を別のポジションでも練習させること自体は間違いとは言えない。
しかし、ソフトバンクOBの指摘する情報が原監督の耳に入っていれば、開幕9試合目で松田に二塁を守らせたかどうか。ましてや、松田は三塁で7年連続を含む8度ゴールデン・グラブ賞を受賞した名手だ。突然の二塁起用には、戸惑いや動揺を覚えたに違いない。
この原采配で思い出されるのは10年以上も前の第2次政権時代、亀井打撃コーチが何度も守備位置を変更されたこと。最初は2010年秋季練習中のことで、前年に外野でゴールデン・グラブ賞を受賞していた亀井を三塁にコンバートする、と原監督が発表。ところが、翌11年7月の試合の初回、三塁の亀井が正面のゴロをエラーすると、原監督は激怒して即座に交代させてしまった。
原監督はその後、三塁から外野に戻したり、次には一塁に回したりと、亀井の守備位置を何度も変更。12年には横浜の三塁手・村田をFAで獲得し、結局は亀井を外野へと再転向させている。
さて、原監督は今後、松田をどうするつもりなのか。しばらく二軍落ちさせたままにするのか、一軍で使うとしたらポジションはどうなるのか。












