【取材のウラ側 現場ノート】国内外でプロゴルフツアーはシーズン真っ盛りとなっている。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が悲願のメジャー初Vなるか、松山英樹(LEXUS)と渋野日向子(サントリー)は日本勢初のメジャー2勝目を達成できるのかも注目の的。国内に目を向ければ、女子ツアーもニューヒロインが誕生するか気になるところだ。
個人的には、国内男子ツアーの石川遼(CASIO)の完全復活に期待したい。昨年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で2年11か月ぶりの勝利。石川がプロ転向した2008年3月から日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長を務めた小泉直氏(現顧問)は、優勝から遠ざかっていたころから何度となく「石川遼は必ず復活します」と力説。現場での取材はかなわなかったが、記者も待ちに待った瞬間のように感じた。
復活優勝後、小泉氏と話す機会があったとき、アップル社の創業者の一人である故スティーブ・ジョブズ氏の話題になった。ジョブズ氏が05年6月、スタンフォード大卒業式のスピーチで「ハングリーであれ。愚か者であれ」と言った、かの〝名言〟を持ち出して「(石川は)精神的なハングリーさを失っていない」と強調。石川はゴルファーとして一定の成功を収めたにもかかわらず、常に進化を目指し、現状に安住しないわけだ。
石川は今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」を前に「目標は正直、明確に立てていないけど、日々の積み重ねを大事にしたい」と語っていたが、〝日々の積み重ね〟の先に何を成し遂げてくれるのか。再び国内ツアーを席巻することや、米ツアー再挑戦があってもおかしくはない。












