目玉助っ人の復活はあるのか――。原巨人が13日の阪神戦(東京ドーム)で先発野手全員安打の12安打もわずか1得点に終わり1―4で敗れた。V奪回を目指すはずが投打で苦しみ借金4の5位と低空飛行が続いている。そんななか最大の誤算とささやかれているのが「8回の男」だという。
不振の坂本を外して臨んだ一戦で先発左腕・横川が2被弾で5回4失点と粘れず。一方、前夜2安打1得点に終わった打線は先発野手全員安打となる12安打を放つも3併殺と拙攻が続いた。坂本の〝代役〟で「8番・遊撃」で出場したドラ4・門脇のプロ初適時打による1得点のみだった。
原監督は「ヒットが出ることはいいことですけどね、なかなかここ1本というつながりですね」と振り返ると、打開策について「みんなでやるしかないですね。まだまだ始まったばかりですしね。まあそろそろ、なじんでくると思いますよ。うん」と前を向いた。
苦しい戦いが続く巨人内で、「いろいろとかみ合っていないけどその中でも最大の誤算」(チーム関係者)との声が出たのが「8回の男」候補だったキューバ出身右腕ヨアン・ロペス投手(30)だ。
最速160キロを誇る右腕は推定年俸1億1000万円も出来高と移籍金を合わせ3億円近い資金で獲得した〝目玉〟だった。ところがなかなか球速は上がらず制球にも苦しみ登板3試合で4四球。防御率4・50、0勝1敗で再調整のため今月6日に二軍落ちとなった。
侍戦士の守護神・大勢につなぐ「勝利の方程式」構築は今季最大のテーマでもある。原監督も「私を含め7回、8回というのがメディアさんも含めね、特にその部分がここのところ言われていると、逆に彼らが意識をしすぎてしまっているのかな」と思いを明かしている。
指導する久保巡回投手コーチは「(ロペスは)ちょっと自信をなくしている。自分が思うようなボールが投げられていないので、変な力みがあるしそれでコントロールも悪くなる。いろんな作用が悪い方に行っている。まだ早い時期なので何とか復調させたい」と表情を引き締めた。
まだまだ投手陣の苦難は続く。この日、左腕・高梨雄平投手(30)が不調により登録を抹消された。昨季59登板で防御率2・14の左キラーの早期離脱は想定外の事態と言える。
さらに前夜に緊急降板していたメンデスもこの日の検査で「右大腿二頭筋筋損傷」と診断され故障班入りとなった。開幕ローテ入りし2戦で防御率2・38と安定していた左腕の長期離脱は追い打ちとなりそうだ。
もちろんなかなか想定通りにはいかないのがペナントレース。ここからチームがどう巻き返していくのか。伝統球団の底力が試されそうだ。











