西武のディートリック・エンス投手(31)が9日のソフトバンク戦(鹿児島)に先発登板し、4回途中4安打3失点4四死球と自滅し2連敗、防御率は8・10となった。

 エンスが「体調も状態も良く、3回までは良かったと思う。4回はヒットは仕方ないにしろフォアボールとデッドボールを与えてしまい自分で苦しくしてしまった」と振り返った通り、突然の乱調だった。

 近藤、柳田の連打と牧原への死球で一死満塁のピンチを背負ったエンスはここで6番・今宮に中犠飛を許し先制点を献上。さらに連続押し出しを含む3連続四球と制球を乱し一挙3失点で試合の主導権を手放した。

 来日1年目だった昨季は23試合に登板し10勝7敗、防御率2・94と球団の外国人左腕としては69年ぶりとなる2桁勝利をマークした。

 しかし、西武では近年、ザック・ニール投手(34=現アスレチックス傘下)が来日1年目の2019年に12勝1敗、防御率2・87と活躍しパ・リーグ連覇の原動力となったものの、契約を延長した翌20年は6勝8敗、同5・22、21年も1勝6敗、同5・85と成績を落とし退団。

 最速162キロ速球と豊田投手コーチ直伝のフォークで1年目の20年に3勝16ホールド、防御率3・10と一時は勝ちパターンの一角としてブルペンを支えたリード・ギャレット投手(30=現オリオールズ傘下)も2年目には4勝2セーブ17ホールドを挙げたが防御率3・77と数字が安定せずチームを去っている。

 本人の状態や相手球団の研究はあれど、それを乗り越え結果を出していかなければその先はない助っ人外国人の世界。エンスもまた西武外国人2年目のジンクスにのまれてしまうのか…。