巨人は7日の広島戦(マツダ)に2―4で敗れ、今季初の3連敗を喫した。シャッフルした打線の中でも坂本勇人内野手(34)の定位置だった遊撃が〝激戦区〟となりつつあるが、競争原理はベンチ内にも働きそうだ。原辰徳監督(64)が開幕前に登録を変更した久保康生投手コーチ(64)と石井昭男打撃コーチ(67)を、一軍ベンチに招へいする可能性を示唆したのだ。
あと一本が出なかった。相手を上回る11安打を放ち、8イニングで走者を出しながら13残塁の拙攻。得点は5回3失点と粘投した、先発のビーディによる2点適時打だけに終わった。試合後、原監督は「(安打が)ちょこちょこ出てはいますけどね。ビーディがいいところで打ったね」と苦笑いするしかなかった。
2戦連続の零封負けを喫していたこの日はクリーンアップの丸、岡本和、中田翔以外の打順を大幅に変更。打撃不振の坂本は再びベンチスタートとなり「1番・遊撃」で今季初スタメンとなった中山は、好機で凡退しつつも2安打をマークした。ドラフト4位・門脇もアピールを続けており、遊撃のポジション争いは〝三つどもえ〟の様相を呈してきた。
ただ、一軍戦力にも争いはあるが、ベンチ入りできる首脳陣の数にも限りがある。最大9人で巨人は原監督を含めて11人。そのため、トレーニングコーチのほかに開幕カードの中日戦(東京ドーム)は山口投手コーチ、DeNA戦(横浜)では元木作戦兼内野守備コーチがベンチを外れた。そして、この日は再び山口コーチがベンチ外となっていた。
そこへ、さらに〝コーチ増員〟となる可能性も浮上してきた。開幕直前、球団は巡回コーチだった久保コーチの登録を「投手コーチ」、石井コーチを「打撃コーチ」にそれぞれ変更した。巡回コーチは主に二、三軍のファームで指導にあたることが一般的だが、原監督によると「流動的にやろうと思っています。一軍も二軍も三軍も」とズバリ。一軍のベンチ入りについても「もちろん入れることはできる」とキッパリだった。
仮にベテラン指導者の2人が一軍に加われば、さらなる〝玉突き現象〟が起きることは必至。指揮官は「技術を教えられる」と2人の手腕を高く買っており、今後のチーム状況によってはカンフル剤として注入されることもありそうだ。















