世界最大プロレス団体「WWE」(米国)の祭典「レッスルマニア39」2日目(2日=日本時間3日、カリフォルニア州イングルウッド・SoFiスタジアム)で、〝女帝〟アスカがロウ女子王者ビアンカ・ベレアに惜敗し、ベルト奪取はならなかった。
2月のエリミネーション・チェンバー戦を制し、祭典での王座挑戦権を獲得。相手のビアンカは昨年のレッスルマニアで同王座を奪取して以来、丸1年ベルトを保持してきた強敵だ。ゴングが鳴ると、アスカはドロップキック連発、ブレーンバスターを浴びて先制された。
三角絞め、アスカロック、場外でのワキ固めと得意の関節技に活路を見いだすが、ビアンカのパワーはすさまじい。場外でパワーボムを見舞われた。それでもアンクルロックからミサイルキック、エプロンでのドロップキックを放って王者を追い詰めていく。
高度な技の応酬となると、会場は「EST!」と「レッツゴー、アスカ!」のチャントが交互に発生。王座戦は白熱の攻防となり、アスカはビアンカの長い髪を引っ張ってから強烈なコードブレーカー。さらにコーナーの王者へヒップアタックを放ったが、ビアンカは怪力でキャッチし、そのままアスカをコーナーに叩きつけた。
さらに女帝は必殺のKOD(変型フェースバスター)を狙われたが、ロープをつかんで必死に防いだ。この勢いでビアンカがレフェリーと激突しそうになった隙をついて、毒霧噴射だ。殿堂入りしたグレート・ムタから受け継いだブルーミストを噴射したが、王者は前かがみになってこれを回避。何と痛恨の毒霧失敗となった。
続けてアスカはハイキックとバックブローをかわされて、アルゼンチン式背骨折りの体勢で担ぎ上げられた。だが前方に回転しながらかわすと、ともえ投げから一気に腕ひしぎ十字固めだ。観衆が大歓声を上げ、決まったか見えたが…ビアンカは横に回転して逃れると、再びパワー全開。アルゼンチン式背骨折りからそのまま前方に落として女帝の顔面をマットに叩きつけた。KODが完璧に決まってアスカは動けず、3カウントを奪われた。
惜しくも3度目の同王座戴冠がならなかったアスカは試合後、自身のツイッターを更新。「アスカは日本に戻った方がいいかもしれない」という声を引用した上で「日本に帰った方がいいかもしれない…でも、私がWWEを去る時、多くの友達が私を恋しく思うと思う?」と記し「今、あなたの怒りが必要。私と一緒に退屈な女子部門を混乱させよう。女子部門に混乱をもたらそう。WWEに混乱をもたらそう!」と不気味に呼びかけた。
果たして、女帝の今後は――。












