【米フロリダ州ポートセントルーシー発】メッツ・千賀滉大投手(30)が臨戦態勢に入った。

 デビュー戦が4月2日(日本時間3日)に行われるマーリンズとの開幕カード第4戦(マイアミ)に決定している右腕は26日(同27日)、ブルペンで捕手を立たせた状態で約50球の投げ込みを行い、ボールの軌道やフォームを確認した。

 キャンプ最終日の27日(同28日)には紅白戦に登板する予定。開幕前の最終調整登板で、右手人さし指付け根付近の炎症で封印してきたフォークも解禁する。制約が解かれた状態で、本番に弾みをつけるつもりだ。

 グラウンド外でもスイッチを入れた。渡米以来、伸ばし放題だった髪がこの日はきれいにカットされていた。「人気店らしくなかなか予約が取れなかったんですが、時間外営業で入れてもらいました」。キャンプ地近くにある日本人が経営する美容室を発見して、自慢の突破力で特別に予約をゲット。25日(同26日)の練習後に、ストレスなく散髪を済ませた。

 そもそもキャンプ地・ポートセントルーシー周辺で日本人を目にする機会はそうそうない。そんな中で同胞のスタイリストを見つけ出すこと自体、引きが強かった。

 ソフトバンク時代の恩師で現在レンジャーズの投手育成コーチを務める倉野信次さんから、大一番を前に散髪をすすめられていた経緯もあった。「写真を見せてお願いしたのに、倉野さんは大変なことになっていた」と恩師の〝失敗報告〟を受けて異国での散髪問題は懸案の1つだったが、何の問題もなくセット完了だ。

 身なりを整えて気持ちを入れ直す意味でも、デビュー戦へ弾みをつけた。