兄の応援歌が響きわたれば百人力だ! 第95回記念高校野球大会は第7日の25日、4年ぶり31度目出場の東邦(愛知)が高松商(香川)を6―3で下し、優勝した2019年以来、4年ぶりのベスト16入りを果たした。これで同じ愛知勢の中京大中京と並びトップタイの春58勝目をマークした。
中日・石川昂弥内野手の弟で4番の石川瑛貴(てるき)主将(3年)がチームの勝利に大貢献した。1点ビハインドの4回一死三塁で3番・真辺(3年)の適時二塁打で同点に追いつくと、続く石川が左翼線へ適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。
1点差まで迫られた直後の8回にも石川は二死から右翼へ二塁打を放ち、続く岡本の適時打につなげた。この日は3本の二塁打を含む4打数3安打1打点をマークする大暴れ。「積極的にいったことで、このような結果につながって良かった」と喜んだ。
4回の勝ち越し打の際、兄・昂弥の応援歌がアルプスから響きわたった。自身で応援団に演奏してもらうようにリクエストしたもので「結構、甲子園では耳に入ってきます。あっ、流れてるなと気づいたけど、打席に集中しました」と兄から〝背中〟を押された様子。
前日夜にはLINEで兄から『頑張れよ! 早く寝ろよ!』とメッセージが届いたといい「〝大丈夫〟というスタンプだけ返しました。しっかり寝れてます」と感謝。兄との性格面については「あっちは落ち着いていて、自分は結構うるさい方なのでそこは全然違うと思う」と笑顔で明かす。
東邦は当時エースで主砲だった兄・昂弥を擁して2019年にセンバツ優勝。それ以来の3回戦に進出した27日の第3試合では報徳学園(兵庫)と対戦するが「とても強いチームなので、自分たちのやることを変えずに積極的に打ちにいって、粘るということができれば勝てる」と言葉に力を込めた。












