MLBで投手と捕手がサイン伝達に電子機器を用いて意思疎通するピッチコムが導入されているが、マーリンズでは今シーズンからベンチのコーチが捕手に指示を送る伝達システムを導入し、米メディア「FOXスポーツ」が成果を検証している。
あらかじめ球種とコースの組み合わせをコード番号で決め、ベンチから投手コーチが指で捕手に伝え、捕手がピッチコムに入力して投手に伝達する。試合中のバッテリーよりもベンチスタッフの方が多くのデータを把握しており、的確な配球ができるというわけだ。リードする捕手にすれば立場がないかもしれないが、同メディアによるとマーリンズの防御率、被打率、空振り率とも昨年と比べて高水準に変化しているという。
マッカロー監督は「この作戦を最後までやり遂げることに全力を尽くします。作戦を実行することで我々が望む結果、つまり失点を最小限に抑えることができると信じています。何か違うことをすることで2、3勝多く上げることができれば…。レギュラーシーズン以降も試合を続けられるかどうかの分かれ目になるかもしれません」とポストシーズンにつながると信じている。
同システムは昨年にマリナーズのマイナーチームで実施され、今年の春季キャンプではメッツ、ロッキーズも試している。若い捕手が育たないとの批判もあり、一方的に命じられる投手心理も微妙だが、導入に踏み切ったマーリンズではイニング間のコーチとの打ち合わせもスムーズになり、何より相手を分析する捕手の負担が軽減されたという。現在、リーグ東地区2位と健闘しており、新システムで3年ぶりのポストシーズン進出を目指している。












