第95回記念高校野球大会は22日、第5日の第2試合で2年ぶり2度目出場の専大松戸(千葉)が10年ぶり5度目出場の常葉大菊川(静岡)を3―0で破り、センバツ初勝利を果たした。

 プロ注目で今大会最速の151キロを誇るエース右腕・平野大地(3年)が先発し、7安打ながら完封勝利をマーク。この日はカーブやスライダー、フォークなど変化球を多投し、菊川打線から6三振を奪った。

 試合後、平野は「これまで練習試合でも完封勝利をしたことがなかったのでうれしい。学校がセンバツで勝ったことがなかったのでそこは意地でも勝ちたかったのでそこは気持ちで投げ切った」と気迫の投球を振り返った。

 変化球を多投したことには「まずは勝つことを考えてマウンドに上がっていた。(捕手の)吉田(3年)がうまくリードしてくれた。粘り強さは持ち味なので『打ってみろ!』という向かっていく気持ちで投げた。今日はカーブが良かった。常葉菊川さんの打線にもカーブが通用すると分かった」とすっかり自信をつけた様子だ。

 球速に注目が集まる中、この日の直球はMAX146キロ止まり。しかし、持丸監督は「投手は速さじゃない。150キロでも甲子園では打たれる。やっぱりキレが大事」と力説する。その上で「今までピンチで打たれていたことを考えると、冷静に投げられたことは成長では」と及第点を与えていた。