思わぬ世界一余波にのまれてしまった。第95回記念高校野球大会は22日、第5日の第2試合で10年ぶり5度目出場の常葉大菊川(静岡)が、2年ぶり2度目出場の専大松戸(千葉)に0―3で敗れ、初戦突破はならなかった。

 先発したエース左腕・久保綾哉(2年)がガックリと肩を落としたのは初回だった。立ち上がりで一死から3連続四死球の後、適時打と押し出しなどでいきなり3点を失った。2回以降は立ち直って無失点で完投しただけに、初回の失点が重くのしかかった。

 ただ、乱調には原因があった。ちょうど初回の登板時は第5回WBCで侍ジャパンが世界一に輝いた瞬間で、甲子園でもスタンドから祝福の拍手が沸き起こるなど一時、騒然となった。

 これに久保は「拍手が急に聞こえて、最初は何かと思って。ストライク先行でいけなかった」と動揺してしまったことを打ち明け「初回がなければ、もっと接戦になっていた。申し訳ない」とうなだれた。