フィギュアスケートの世界選手権(22日開幕、さいたまスーパーアリーナ)で初優勝を飾ったペアの〝りくりゅう〟こと三浦璃来(21)、木原龍一(30=ともに木下グループ)組は、後輩ペアにさまざまなサポートを行っている。
同門の〝はるすみ〟こと村上遥奈(14)、森口澄士組(21=ともに木下アカデミー)にとって〝りくりゅう〟は憧れの存在。一緒に練習をする際にはアドバイスをもらうこともあるなど、何度も指導を受けてきた。
そんな〝はるすみ〟は、世界ジュニア選手権(1日~5日、カナダ・カルガリー)を前に〝りくりゅう〟が拠点とするカナダ・トロントで2月下旬に合宿を敢行。多くの刺激を受けた中で、自身の失敗談を惜しみなく伝える姿が印象的だったという。
〝りくりゅう〟は、昨年12月の全日本選手権でロストバゲージに巻き込まれ、欠場を余儀なくされた。そこで〝はるすみ〟に「スケート靴や衣装は(飛行機内)持ち込みにしといた方がいいよ」と助言。基本的にブレード(刃)が付いているスケート靴は「危険物扱い」となり、飛行機への持ち込みが禁止となっている。しかし〝はるすみ〟が使用したカナダ航空は、国内線に限ってスケート靴の持ち込みが可能だった。
森口は「僕たちは(ルールを)知らなかったので、事前に教えていただけて良かった。しかも、しっかり遥奈ちゃんがロストバゲージしたので、璃来ちゃん、龍一くんの言う通りにして本当に良かった」。本番ではハプニングにも動じることなく、4位入賞を果たした。
競技普及は〝りくりゅう〟にとっての願い。23日のメダリスト会見で木原は「もし、この結果を見てペアに挑戦したいという子供たちが増えてくれて、この日をきっかけに日本のペアスケーターが増加していけば、10年後、20年後にこの日から変わったよねと言ってもらえるようになることを願っている」。先人として、後輩たちの道しるべとなる。












