侍ジャパンの投打の主役・大谷翔平投手(28=エンゼルス)が第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のMVPに選出された。日本人のMVPは第1回、2回大会の松坂大輔投手以来2人目、計3度目の受賞となった。

 決勝戦では7回一死の第4打席でショート内野安打を放ち、全7試合で安打を記録した。

 打者としては大会を通じて4割3分5厘、1本塁打、8打点をマークした。一方、投手では1次ラウンド・中国戦(東京ドーム)、準々決勝・イタリア戦(同)で2勝。そしてこの日の決勝・米国戦(マイアミ)は、3―2と1点差の9回にダルビッシュからバトンを受け、最後はエンゼルスの同僚・トラウトを空振り三振に仕留め、優勝投手となるとともにセーブを記録した。

 大谷は大会本部からMVPシャーレ、そして優勝トロフィーを受け取り栗山監督、コーチ、チームメートの集まる表彰台の輪に加わった。

 大谷は米FOXスポーツのインタビューで、トラウトとの対戦場面を聞かれ「素晴らしい打者なので、打たれても抑えても悔いのない球を投げたいと思っていた」とコメント。2016年のCSファイナルステージ(対ソフトバンク戦)第5戦以来のリリーフ登板に「一度経験しているので、大きかった。その経験が準備の仕方とか、全然いけるんだという気持ちにさせてくれた」と7年前の経験を振り返った。

 その上で「国を代表して戦う誇らしさもそう。自分の国のトップの選手とやること、各国の素晴らしい選手たちとやることは素晴らしい経験だった」と、今回のWBCを総括していた。