西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(55)が甲子園に駆けつけた。第95回記念選抜高校野球大会第4日の第3試合で慶応(神奈川)は延長10回タイブレークの末、昨夏の覇者・仙台育英(宮城)に1―2と惜敗した。

 和博氏はネット裏から「5番・三塁」で先発出場した次男・勝児内野手(2年)に熱視線を送ったが、慶応はセンバツで出場4大会連続での初戦敗退となった。

 2回の第1打席で勝児が左前へ甲子園初打席初安打をマークし、敵失で二塁まで進むと、和博氏は何度もガッツポーズを繰り出して喜んだ。

10回表の好機で三振に倒れた清原勝児
10回表の好機で三振に倒れた清原勝児

 3回の第2打席は二ゴロ、6回の第3打席は見逃し三振に倒れた。1点を追う8回二死一、二塁の第4打席は左中間へ大飛球を放ち、思わず座席から立ち上がった和博氏だったが、左飛となってがっくりとした表情を浮かべた。

 タイブレークの延長10回は二死満塁の絶好機で勝児に回ってきたが、空振り三振に倒れた。それでも和博氏は「やっぱりああやって最後振りましたからね。ナイススイングですよ」と労った。

 PL学園(大阪)時代に甲子園で計13本塁打を放った和博氏は、初の甲子園で5打数1安打だった愛息の結果には「もう一生の宝になりますね。本人もそうだと思うが、甲子園でああやってヒットを打ったことはいい思い出になったと思います」。その上で「感動しかない。両チームの戦いに感動しました」と興奮気味に話しながら球場を後にした。