全日本プロレスの諏訪魔とは別人格とされる諏訪間幸平専務(46)が、ノアの拳王(38)に〝感謝状〟だ。

 9日のノア後楽園大会に世界タッグ王者の青柳優馬&野村直矢が乗り込み、拳王&征矢学の挑戦を受諾。21日東京・大田区総合体育館大会での同王座戦が決まった。

 これについて諏訪間専務は「2選手が土足でノアさんのリングに上がり、大変失礼いたしました」と無礼をわびた上で「世界タッグに挑戦する拳王くんは素晴らしい選択だ。全日本のビジネスを考えてくれている一流の選手ですよ。大田区では熱い戦いを期待したい」と語った。

 何だかややこしいが、拳王組が先に同王座への挑戦を表明したところ、極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ」の諏訪魔とKONOが横やりを入れる格好で挑戦を表明。その際に拳王は「諏訪魔専務がこういうことするから、全日本のビジネスは上がらないんだよ」と不快感を示していた。

 その拳王発言を受けてのもので、重要なことを指摘することも忘れなかった。「一つ勘違いされている。赤い髪の諏訪魔は一レスラーであり、専務は諏訪間幸平だ」。改めて諏訪魔と諏訪間の〝違い〟を主張した。

「拳王くんのおかげで大田区のチケットが動いているよ。満員になったら金一封だね」と期待をかけるが、果たして――。