陸上の名古屋ウィメンズマラソン(バンテリンドーム発着)が12日に行われ、東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)は、今後に向けて確かな手応えをつかんだ。
地元・愛知での初マラソンを終えた鈴木の表情は、安堵感であふれていた。前半は「ちょっと動きに硬さがあった」とキツさを感じた。それでも、日本人トップ集団をキープし、ペースメーカーが外れた後半にギアを入れ替えた。「試走をしていて30キロで出たいと思っていた」。東京五輪代表の前田穂南(天満屋)などを引き離し、自己ベストとなる2時間21分52秒をマーク。日本人トップの全体2位でゴールテープを切った。
ゴール後には自然と笑顔がこぼれた。初の2時間21分台を記録した一方で、なぜか鈴木の時計の表示は、最後の直線の段階で2時間22分台となっていた。「まあダメだったか。でもまあまあ頑張ったかな」と複雑な心境になったが、所属先の高橋昌彦監督が「21分台だよ」と報告。その時に初めて自己ベストだと気づいたという。
昨年9月のベルリン・マラソンに続き、2戦連続で自分に打ち勝った。しかし、鈴木は満足していない。「2時間20分切りを目指して、まだまだ自分の可能性を信じて挑戦していきたい」。飽くなき向上心でパリ五輪への道を切り開いていく。












